4. クライアント・ケア(丁寧なケア)

 

 この点は,上記のコミュニケーション能力と重なるところもありますが,重要な点です。弁護士業務もサービス業の一つであるという側面がありますから,クライアントは契約した後に十分なケアを受ける権利があります。

 

 

 多くの弁護士は,弁護士業務そのもの,例えば,裁判所に対して必要な証拠や相当の準備書面を提出し,法廷に出廷することなどは適切に行なっているでしょうから,これはそのレベルを超えたところでの問題意識です。この点が十分であるかチェックすると良いでしょう。

 

 

 以下のような場合は,要注意と言えるでしょう。

 

  • 長らく報告がない。
  • 電話をしてもいつも不在で折り返しの連絡が来ない,または,連絡が遅い。
  • 案件の処理が遅い。
  • 案件の受注時に納期を聞かない。
  • 合理的な理由なく打ち合わせ・会議に遅れる。
  • アポイントの直前になってキャンセルする,予定を変更する。
  • 弁護士側の都合ばかりを述べて貴社の都合に合わせてくれない。
  • 顧問契約を締結したが弁護士側から何のアクションや提案もない。
  • 弁護士を替えたいなどと言うと急に下手に出る。

 

 

 これらは,仮に弁護士業務そのものの質には問題がなかったとしても,クライアントとしては「良い弁護士」と評価しづらい場面と言えるのではないでしょうか。

 

 

 十分なケアを施す弁護士かどうかは,ウェブサイト記載のサービスの具体的内容を見る(記載されていることは実行されるでしょう),試験的に契約書作成などの簡単な案件を依頼してみる,口コミ・評判を聞くなどの方法で判断することが有用でしょう。

 

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